自由企画工房　atelier free plan

　さて、一つ物件をクライアントに計算して見せてみました。
反応は如何に・・・・。

いやいやいや、上手く行きましたな♪

土壇場でのアングル変更を認めて頂きました。



　パースって・・・・9割はアングルで決まるって言っても過言ではないので、コチラが良いと思ったアングルでなければ、100％の自信を持って、最高のモノ作りました～～～って言えなくなるんですよね。

大抵、アングルにこだわってくるクライアントとのお仕事は、妥協の産物になるので、よく解らない完成品となります。

　こだわる割には、あまり絵にならないような感じになっていくため、如何に誤魔化すかに始終する本末転倒的な感じになってしまいます。

まぁ、「戦略の失敗は、戦術でカバーできない」のお言葉通り、最初の失敗は最後まで響きます。

　なので、アングルに関しては、最初に提案する2～3点の中から選択して頂いた上で、添景を入れた後に、再度いいアングルを出していくという流れの中で仕上げていくといった方が、一番ベストなのではないでしょうか？？？

　特に室内パースに関しては、狭い部屋を広く見せるというマジックを最初から施さないといけないので、室内を描くのは意外に大変だったりするわけですが、何度も室内パースを描いて来たイメージで言わせていただくと・・・・・・・・カッコイイオブジェ的な家具がポツンと有って、後は何も無いくらいの方が絵にはなります。
床は大理石調の反射があるやつで、壁は白いクロス張り、天井も普通でもなんでも。。。。。

飾り柱でもあれば、もっとカッコイイでしょうねぇ。

変に、最近の傾向などを狭いキッチン・リビングに当て込んでいくと、コチャコチャしてきますし。

生活感を入れ過ぎても、あまりパッとしませんし。





　というわけで、ハッキリ言って「家具次第」なのです。
良い絵だなぁと思えるものは、大概、家具がイイ感じです。
というより、家具を描いているといった方が正しいのかも知れませんね。
最近は痛感しております。
室内の作りなど、そりゃ広ければ広いほうがいいでしょうし。

最初から狭い部屋を「よく見せる」という発想から、多少無理はあるような気もしますけどね。




以上、最近思うアングルのお話でした。